とき:2012/12/15-16、中潮
ところ:千畳敷
ねらい:クロ
土曜日午後2時半NFC着、3時の回収便で出航先ずは沖黒に向かう。養殖筏を過ぎたあたりから波長の長い地うねり、慎重に船を進める。南東からの大きなうねりが岩場に打ち上げザブ〜ン、ドドドーと凄い音が響き渡っている。数分おきにバカ波が打ち寄せてきてとても渡礁できる状況ではない。
西のサラシの3人の回収を始めた。荷を持って前に出ようとするとバカ波がドドーっと打ち上げて、あわやと危ない場面もあり、通常の瀬着けが難しい中、巧みな船長の操船で波の合間を見ながら手渡しリレーで素早く回収出来た。
私は長太に上がる予定でいたのだが、次に千畳の3人の回収に向かった。瀬着けした瞬間、ここに上がって安全を優先しようと思い渡礁してしまった。船長が“急いで高台に荷物を上げろ”とマイクで促す。
最初は前回と同じ釣り座を考えていたが、波をかぶっていたのでミズトリ側のより高く風裏になる場所に移動してテントを設営した。
道具をセッティングし始めた頃から小雨が降り出し、雨具に着替えてから夕マズメの時合いに一発大物狙いをと思ったが…竿を出せる状況ではなかったので、早々にテントに潜り、着替えてからエアーマットをふくらませ、長〜いテント生活に突入。
ラジオを聞きながらウトウトzzzz...3時頃瀬渡し便数隻のエンジン音、続いてサーチライトが接近。ここ千畳に、そしてミズトリ、沖黒へと瀬上げして行った。
6時半、薄明るくなってから準備開始。昨日は怒涛の中だったのが嘘のようだ。今朝は瀬際まで出て竿出しができる状況になっていた。満ち潮時は当たり潮が左の水道方向に流れる。仕掛けのバランスを見ながらアタリが出る棚を探って行くが、ヒットしてこない。瀬際で掛けたらザラザラに尖ったハエ根下に突っ込まれて瞬殺は必至、諦めて下げ潮に変わるまで朝食をとりながら休憩した。
10時過ぎから下げ潮に変わり流れが良くなってきたので釣り再開。潮の流れは時間の経過とともに右に引かれ、沖に引かれ、左に引かれと左右の本流の強さの変化に従って変化していく。
潮流を見ながらやや遠投気味に仕掛けを投入して流れに乗せる。風が右手から海面を吹き抜けるので、呼吸する風の合間に仕掛けを投入し、コマセを打ち込む。
海面は風の影響で波立ちたちまちウキが見えなくなるので、道糸の走りや穂先の動きやアタリのコンと言う振動などを観察しながらヒットを待ちつつ仕掛けを送り込んでいく。30分ほどして最初のアタリが来た。クチブトの25cmサイズだったので抜き上げて獲り込み、即放流。
その後、放流サイズをポツリポツリと拾っていくがサイズアップしない。昼までになんとか30cm程のクチブトを6匹確保して休憩。
休憩後、仕掛けを変えて少し深く仕掛けを入れていったら、バリ(アイゴ)が釣れ出した。右手で釣っていた釣り人も30〜45cm程のバリを続けて釣っていた。クロはその下にいるのだろうか…悩みながら棚を変えながら探っていったのだが潮目は遠くなり、風の影響もあって仕掛けもコマセも思うように打ち込めなくなった。
回収に備えてテントや道具を片付け、荷造りをしてから残りの時間を過ごした。
左のミズトリの前に良いサラシと流れが出来て来たので、遠投しながらあれやこれやと攻めてみたが、ノーヒットのまま4時の回収時間になってしまった。
テント風景 | |
テントの内部 | |
外は風雨、安全を考えながらテントの中で オデンを暖め弁当のオカズにした |
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ホットココアを作って暖をとった 一人じゃ焼酎のお湯割りを飲む気がしない (アルポットは10年以上使用でサビが目立ってきた) |
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日曜日の夜明け 前日とは打って変わって、うねりは無く北風が 吹き抜けて行く |
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陽が昇り綺麗な景色が眩しい (未だ満ち潮が残っている) |
未明の3時便で渡礁してきて竿出し中の3人 (グループの大会だそうだ) 本来は右手上の方で竿出しする予定だったのだが |
長太に上がっていた末さん達は、強い北風に思う様な釣りが出来なかったそうだ。持ち帰ったクロは脂が乗り始めていて刺身、唐揚げ、吸い物ともに美味しかった。
鶴見では日曜から月曜日に掛けて爆釣していたらしい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜by Toyoiso〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜